豊橋市の「食」の維持・存続を目的としたデリバリー、テイクアウトができる飲食店情報の統合Webサイト”食べて応援プロジェクト掲示板”「食べてみりん 」が、
この度の『アーバンデータチャレンジ2020 with 土木学会インフラデータチャレンジ2020 』において、2つの賞を受賞いたしました。
《受賞内容》
・アーバンデータチャレンジ銅賞
・オープンガバメント推進協議会特別賞 銅賞
アーバンデータチャレンジ2020審査結果 | アーバンデータチャレンジ
アーバンデータチャレンジとは?
オープンデータを積極的に活用し地域課題の解決を目的として、主に地方自治体を中心とするデータ活用型コミュニティづくりと一般参加を伴う作品コンテストです。 今回はコロナ禍で開催されたこともあり、最終審査はオンラインで行われました。
「食べてみりん」プロジェクト
(リリース記事2020/8/19: テイクアウトやデリバリーで飲食店を支援!豊橋市内の”飲”情報サイト「食べてみりん」がリリース )
弊社は技術サポートとして本プロジェクトに携わっており、プロジェクト主催者である豊橋商工会議所 をはじめ、以下に記載しました多くの団体のご協力によりオープンデータ化の実現をいたしております。
副賞もいただき、受賞の喜びは各団体の皆さまと一緒にリモートで共有しました。
アーバンデータチャレンジコンテストでプレゼンを行った 豊橋技科大4年生、宇野さんとWI豊橋コアメンバー
リリースの記事(こちら:テイクアウトやデリバリーで飲食店を支援!豊橋市内の”飲”情報サイト「食べてみりん」がリリース ) には、プロジェクト概要を記載しておりますが、改めて「食べてみりん 」をご紹介します。
2020年4月に発令された一回目の緊急事態宣言により、人々は外出自粛を余儀なくされ、自宅で食事をする機会がこれまで以上に多くなり飲食店への来客数が激減しました。こうした影響を受け、多くの飲食店がデリバリー、テイクアウトや移動店舗のキッチンカーなどに業態を切り替え、営業の継続をされているかと思います。
この状況をITで支援するため、豊橋商工会議所 が中心となって飲食店のSNS情報を集約して公開できるWebアプリケーション「食べてみりん 」プロジェクトが立ち上がりました。
この時すでに、豊橋市内の飲食店の情報は、以下4つのサイトごとに情報発信の場として活用されていました。
「食べてみりん 」プロジェクトは、これら4つの情報を1つにまとめることで、消費者が迷わない情報発信元の一元化とオープンデータ化されたデータに統一することで更新管理が効率化すること も重要な目的となりました。
各サイトから情報提供のご協力をいただき、共通したデータの設計を行うことで同じフォーマットにすることからプロジェクトは始まりました。これは想像以上に時間を要し、大変な作業となりました。
どのくらい大変であったかの具体的な内容は、ここでは割愛しますが、「食べてみりん 」プロジェクトのデータ統合イメージは以下の画像の通りです。
2020年7月に「食べてみりん 」はリリースされましたが、その後、Code for Japanにおいて「OPEN EATS JAPAN 」という飲食店情報をオープンデータ化する取り組みが始まり「食べてみりん 」プロジェクトもデータの更新作業を日々行いながら「OPEN EATS JAPAN 」に対応し、2020年12月からCode for Japanの協力団体の一つとして参加しております。
オープンデータ化することは、データがさまざまな場面で利活用されやすくなり、さらなる情報の配信や収集などに役立ちます。
次に「食べてみりん 」の機能について紹介します。
「ニュース」「カレンダー」「マップ」の主に3つの機能で構成されており、消費者は飲食店のSNSから発信される最新ニュースをチェックしたり、豊橋の飲食店に関するイベント情報をカレンダーで一覧確認できたり、キッチンカーの出店情報を地図上でもチェックできたり探したり、「食べてみりん 」サイトを訪問すれば、飲食店に関するさまざまな情報を得ることができます。
なので、できるだけ多くの飲食店にご登録いただくことが重要で、登録された飲食店はSNSを使って常に最新情報を配信することや、消費者にダイレクトにメッセージを届けることができるようになります。
「食べてみりん」サイト
豊橋市内の飲食店であれば「食べてみりん 」画面上にある「+」マークから、お店を登録申請することができますので、「食べてみりん 」から情報配信をされていない豊橋市内の飲食店の皆さま、ぜひご活用ください。
本プロジェクトのメンバーである、豊橋技術科学大学の学生さんが作成された「食べてみりん 」の使い方を動画も公開中です。
VIDEO
↑↑「食べてみりん」使い方動画↑↑
「食べてみりん」の技術は、さまざまな業種業態で応用可能です!
2021年も約半年が経過しますが、3度目の緊急事態宣言が9都市で継続中です。緊急事態宣言発令都市以外でも、まん延防止重点措置が布かれ、コロナ禍による飲食店、外食産業へのダメージは甚大です。飲食店を束ねる業界団体をはじめ、地方自治体の皆さまに豊橋市の「食べてみりん 」プロジェクトを知っていただきたいと思います。
また、同じ業態やサービスに関する情報をネット検索して、いくつものサイトを巡回する必要がなく、一カ所にまとまっていることは、情報を必要とする消費者やユーザーもほしい情報を早く得ることができ、届きやすくなることは非常に重要です。
「食べてみりん 」の技術は、同じカテゴリーのサービスやイベントなど『情報受発信のポータルサイト』『SNSの掲示板サイト』 として、ご活用いただけます。
多くの企業は、Twitter、Instagram、Facebookなど、個々のSNSを活用しているのが現状です。新しいサービスのフォーマットを適用するのではなく、すでに使われているツールを活用して、利用者側の導入ハードルを下げ、運用がしやすい新しいWebアプリケーションを実現いたします。
「食べてみりん 」プロジェクト関する資料請求および、本記事に関するお問い合わせは、当社 お問い合わせフォーム よりご連絡ください。